【レビュー/感想】フルーツバスケット | 異性に抱きつくと変身する一族?
『フルーツバスケット』(高屋奈月) 全23巻
私の大大すきな漫画をレビューします!
知ってる方も多いかと思いますが、今回は「フルーツバスケット」です!
愛蔵版とか出てるのですね..欲しい..
ストーリー
草摩家という一族は、代々一部の人間が異性に抱きつかれると、それぞれに憑かれた十二支の動物に変身してしまうという特異体質を持っている。
その草摩家と、主人公・透との心温まるストーリーです。
十二支と言うと、子丑寅羽辰巳午羊申酉犬亥ですが、昔話で宴会に呼ばれなかった「猫」憑きも出てきます。
十二支に入れてもらえなかった「猫」憑き・夾(きょう)は、現在の草摩家でも厄介者扱い...
夾を含め、いろんなキャラの成長が楽しめるストーリーです。
設定
これほんとすばらしいです...
異性に抱きつかれると、十二支の動物に変身する一族!?!?って感じです。
これだけ書くとちょっとコメディっぽいですが、割とシリアスだったりもする。
十二支に変身してしまうことを草摩家の人々は「呪い」って表現するんですね。
つまり、喜ばしいことではないのです。
異性に抱きつけないっていうのは、草摩以外の人と恋愛ができないということです。
そんな「呪い」を抱えた草摩一族と、ひたむきで心優しいヒロイン・透が出会ったことで、どんな物語が生まれるのか...
ぜひ読んでみてくださいな!
キャラ
十二支の数だけ変身しちゃう人がいて、主人公の周りの人もいて、かなり主要人物が多い漫画だと思います。
でも、それぞれにフォーカスしたエピソードがあったりして、みんなのことがとっても好きになります...
また、一人一人の痛みと向き合う、透のひたむきで一生懸命で心優しいところに、多くの人が心を打たれたと思います。
ここだけでは語り尽くせないので、もっと詳しいキャラ紹介の記事も書きます!!
絵
これは好き嫌いが分かれそうな絵でもある..
それと前半と後半でかなり絵が変わってます。笑
ちょうど高屋奈月さんの絵の転換期だったのかなあ。これより前の漫画と後の漫画ではだいぶテイストが違う。
私は中盤の絵が一番好き。
オススメ度
総じて、自信を持ってオススメする漫画です!!!
読みながらめちゃくちゃ心揺さぶられます..6巻なんか泣きましたね...
セリフもかなり心に響きます。言葉選びが素敵すぎる。
最初の方のコメディっぽい感じが、後半ほとんどなくなって、かなりシリアスになってくるけれど、それはそれで引き込まれる面白さがある。
全23巻と結構ボリューミーだけど、ぜひ一気読みしてほしい!